再会ー9年の絆 at Brighton

― My previous host student から My Japanese Friend へ…


9年前。16歳のとき(年がばれるな(笑))。
私は生まれて初めて、一人でこの国にやってきた。
まぁ正確に言えば、ジオスのツアー(語学留学ツアー?)だったので、
たくさんの人が一緒だったけれども。

それから9年。2004年8月14日土曜日。
私は、再びブライトンを訪れた。
大学2年の冬、両親との駆け足ヨーロッパツアーのときにも一度、
確か3時間くらいまたホストマザーを訪れていたし、
前回の渡英直後のイースターホリデーでも訪れてはいたので
さほど「どーしよー」はなかったけれども、毎回ここを訪れるとほっとする。
確か今日は、おにーちゃんたちも含めて4人で内輪のディナーがあったはず。

ジョゼフィン。私の高校のときのホストマザー。説明が難しい(笑)
前とあまり変わらない髪形。変わらない笑顔。変わらない声と変わらない無頓着さと、
そして変わらない優しさと。電話をするといつでも
「ハローまいて!!まぁ、ほんっとに電話ありがとう、今どうしてるの、元気なの、どこにいるの?」
と質問攻めにされる(笑)
しかも突然方向性を変える(笑)今回だってそうだ。
Portslade(今彼女が住んでいるところ)に来い、と言っていたのに急遽、
「乗り換えなくていいから、ブライトン駅を出た辺りで待っててちょうだい」…をいをい。
そう思いながら改札を出て、彼女を待っていた。

ぼへっと暫く車の往来を見ている
ああ、この街も変わらんなぁ。9年前とあまり。
ちょろっと、時間があったので歩いてみた。海の方はこっち。
ハイストリート(駅前の通りのこと)のスーパー。初めて見るなぁ…。
と思いながら駅へ戻ると、見覚えのある青い車がやってくる。
「Hi Mayte!!!」彼女だった。車を止めていられない通りなので慌てて乗り込み、
「それで!どうなの、最近??」と言う彼女の言葉に
ああ、ブライトンに来たなぁ、と思わされる。
…彼女の前では、私はいつまでも16歳のままだ(笑)

ひとしきりしゃべっていると彼女が、
「私の義理の姉のJoyが、今日誕生日なのよ。パーティがあると思うんだけれども、
 今日は内輪で夕飯を予約しちゃったでしょ、だからちょっと寄っておめでとうを言って行くわ。」
言って行くわ、って行くわって。…OK、じゃぁついていくわ。彼女のペースである(笑)
Hove(ブライトン隣町)の町並みを見ながら、その彼女の義理のお姐さんのところへ。
「いらっしゃい」と招き入れられ、お誕生日おめでとう、ありがとう、が交わされる。
…すごいカードの量。壁に所狭しとカードが貼られ、マントルピース(暖炉の上のスペース)にも、
あふれんばかりに置かれている。70!!!という風船がえっと8つ???
うそ…70歳なんだ(みえねー)とか思いながら話に耳を傾ける。
大体が身内の話なのでよく分からなかったけれども、近況報告なのね、ふむふむ。

Joyが私のことを「誰なの、誰なの?」というようにジョゼフィンを見る。

「Um, She's Mayte. My Japanese Friend. She stayed with us 9years ago.When she was 16.
Now she's in London, study at a master course.」
(えっと、まいて。私の日本人の友人なの。9年前、彼女が16歳のときに私のところにいたの。
今はロンドンで修士コースにいるのよ(ほんとは違うんだけどなぁ))

え?え?私のこと「友達」って言った?思わず彼女の顔を私は見つめてしまった。
今まで、友人、って彼女に紹介されたことはなかった。
歳も違うし、彼女にとっては「前のホストスチューデント」だし、
私もそれを当たり前に受け入れていた。
それだけに…私にとってはなんとも言えない驚きだった。

Joy(ジョイ)は、「ああそうなの。じゃぁずいぶん長いのねぇぇ」と当たり前にそれを受け止めていた。



         


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