Erin Brockovich


Directed by: Steven Soderbergh
Produced by: Danny de Vito/Michael Shamberg/ Stacey Sher
Music by: Thomas Newman
Colombia 2000

Staring
Julia Roberts as Erin Brockovich
Albert Finney as Ed Marsry
Aaron Eckhant as George

another. PG15


Julia Robertsの作品、といえば、Pretty Woman、Notting Hillなど…です。
あまりエリン・ブロコビッチは名前が挙がりません。
でも。でもでもでも。ジュリア嫌いの人にも是非観て頂きたい!と声を大にして宣伝します。

映画好きのジュリア嫌いの友人が「エリン・ブロコビッチのジュリア・ロバーツだけは認める」
と言っていたので…「へぇ?」と思い、手に取ったのがこのDVD。
プリティ・ウーマンや、ノッティング・ヒルのどこか純粋なイメージのジュリアとは全く違い、
2度の離婚経験、3人の子持ち、職なし、金なし、オトコなしのシングルマザーを
ド迫力で演じています。

ストーリー自体も実際にあってもおかしくないと思うような感じです。
いや、だってノンフィクションをもとにしているんですから。
車の事故にあい、裁判に負けたエリンは見返りに自分が雇った弁護士エドから
彼の事務所の仕事を紹介されます。
彼女が扱った件の中で「何かおかしい」と感じたエリンは、
自らその現場に赴いて調査を始めます。
そして、どんどんと仕事にのめりこんでいきます。
「こんな理不尽があっていいはずない。こんなこと許されない!
                     この人たちをどうにかして助けたい!」
という、エリンの働きが、工場の公害に苦しむ人たちを立ち上がらせます。

途中で、エリンが自分の子どもたちの面倒を見てくれる縁で
知り合うようになったボーイフレンドに、「仕事を辞めてくれ」
と言われて、彼女が「どうしてできる?初めてよ。人が私を尊敬するの。
 私の仕事を聞いてみんながびっくりするの。生まれて初めてなのよ。
 どうして辞められる?どうしてそんなことができる?」
という場面があります。
でもそこで、エリンはきっとそれだけじゃなかったと思うのです。
「私が辞めたら、誰がこの仕事をするの?誰があの人たちのところへ行くの?
  あの人たちは私を信頼してくれている。そんなことできないわ」
と、叫びたかったと思います。
でも、それだけじゃない「良い子ちゃん」じゃない本音の部分が出ているのが、
とても印象的でした。
そして、彼女の息子、Matthewは、ママの仕事に不満です。
一緒にいてくれないママ。預けられてばかりで、一緒に遊んでもらえない。
エリンは彼を説得しようとしますが失敗します。
でも、最後のほうで、くたくたになってソファに倒れているエリンが扱っている書類に
Matthewが目を向けます。一生懸命読んで、一生懸命に理解しようとして、
「ねえ、ママはこの人たちを助けたいの?」
と、尋ねます。
そうして、エリンが「そうよ。」と応えると、
ボーイフレンドのGeorgeを追いかけてドアを出て行き様、
「朝ごはんに、目玉焼きいる?作っといてあげるよ」とヒトコト。
…このシーンにもとてもほっとさせられました。

色々ありますが(笑)言いたいことは。
なんにせよ、エリンの情熱と「なんのために働くのか」ということ、
自分が何をしたいのか、というエリンの気持ちと想い。
そんなものを沢山感じながら、
さすがPG15なF**kin Englishに大笑いしながら、観ていました。

ジュリア嫌いの人。あの大きな口がないと、この映画は成り立ちません。
どうぞ、是非観てみてください。
ジュリア好きの人。もちろんどうぞ(笑)

      


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