たった1枚の紙切れが私の信仰を育てる肥料となった。
そう言って、信じることができますか？
「え？」と思うかもしれないけれど、それが
「マザー・テレサのノーベル平和賞受賞の時のスピーチだった」
と聞けば「ああ、そういうことなのね」と納得するのではないでしょうか
私は中学高校時代、３つのクラブに入った
新体操部、音楽部合唱班、そして…ESS
ESSは「English Speaking Sciety」の略で、私の同級生はみんな「帰国子女」だった
きっかけは、そのうちのひとりと友達だったこと、
彼女達のディベートの練習のときタイムキーパーというものをやったこと
そして私はESSに入った。
全国ESS連盟（今はどうかな、当時は関東ばかりだったけど）のスピーチコンテストに
私は朗読部門で参加することになった。
マザー・テレサのスピーチ、マーティン・ルーサー・キングJrのI
have a dream、リンカーンのゲティスバーグ
迷わず私はマザー・テレサを選んだ。なぜかって？彼女がカトリックだから(笑）
それが私のマザーとの出会いだった。
私は演劇好き。なので「バックグラウンドを作るんだ！」とばかりに本を読み漁った
ありがたいことにさほど苦労もせずに本は集まり、私は色々な人の書くマザーを見ることになる
そして…「こんな風になりたい」という思いは強くなるばかりだった
一時期真剣に神の愛の宣教者会（Missionaries
of Charity)に入会しようかとも考えた…が
召命がなかったらしい…神様は別の方法で私に主の平和を世の中にと思っていらっしゃった。
「子供達をこの手で助けたい。何かできることがあるはずだ。」
私の「進む道」の門は、このとき示された
主は私の手を取り、ドアの前へ連れて行った。開け方は…教えてはくださらなかったけれども
そして、これが今私の生きていこうとする道の出発点なのだ
そこで、不思議な一致が。
マザーテレサの「テレサ」は、「幼いイエスの聖テレーズ」から来ている
ということ…
誰がこんな偶然、思いつく？ここで私はなんと、「聖テレーズの娘」に「道を教えられ」たのだ…
Godness！この出会いは偶然じゃなかったのか！
それを確信した私は「マザーのように」、そして「聖テレーズのように」なりたいと思い始めるのです。