ojos asi

初めて聞いたとき。思わず「インド?」と思ってしまったこの曲は
Shakiraのルーツのひとつがアラビアにあることを思い出させる。
思い切り強い文化色を出してくるこの曲は、誰でなくても驚かされる。
やはりこうした「もって生まれた」文化を表現することにかけては
やっぱり「作り物」ではかなわないところがあると思わざるを得ない。

アラビア音楽をラテンの味付けで料理しているというか何と言うか。
めちゃくちゃに情熱的なラテンの要素と、オリエンタルなアラビック。
色々な味付けがされているにも関わらず、
アラビックは消えていないし
スペイン語の情熱はいや増す感じだし
この2つの要素がお互いを高めあっている、
より活かすようにしのぎを削っている。
このぐいぐい押してくる、というか迫ってくる迫力に、吸い込まれてしまう。
彼女の曲で、これほど「アラブ色」を出している曲はないだろう。
そしてラテンの色とこれだけなじんでいるのも。

アラビア語の部分もあって、それが自然となじんでいてこれまたいいんだけれど。
ラテンの「力」の部分が、アラブ系のしなやかさやオリエンタルな雰囲気とあいまって
迫力を増している感じがする。

歌詞に関しては。全くの無知でございますので(汗)お許しを。

とにかくこの歌、彼女の声がすごくいいのだ。
深みがあり、力強く、パンチが効いている
それでいながら女性的な柔らかさをふとした伸びで見せる。
英語で歌うときよりも実際私は彼女がスペイン語で歌うときのほうが好きだ。
んー、これはもともとの入りがスペイン語だったせいもあるかも。

この曲に関して言うなら、私は英語版のEyes Like yoursより
断然こっちを人には勧める。
分かるという意味ではまぁ英語版のほうがいいのだろうけれど
発声形態が違うせいもあるかもしれない
また、英語に訳すことで、この「ラテン」と「アラブ」のふたつの「情熱」の競演が
少し勢いをそがれてしまうような気がするのだ。

この前のアルバム「裸足のままで」の印象が強かったので
驚いたのが、まずこの力強さだったから。
アラブ系の文化をここまで強く打ち出してきたということで
すごく印象の強い一曲だけに
そのカタチを壊してしまうとなんとなくもったいない気がするのかな。

やっぱりこの曲にはどうがんばってもベリーダンスがぴったりくる。


    


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