La Primera Experiencia

Shakiraとの出会いは、私が大学2年生のとき。
日本ではまだまだまだまだ、彼女の存在は知られていなかった。

当時の友達だったメキシコからの留学生と遊びに出かけたとき
偶然立ち寄ったHMVで、友人が手に取っていたのが、ShakiraのCDだったのだ。
日本盤も出ていたのだけれど、彼女を知っていた人は殆どいないだろう。
そのころの彼女はまだスペイン語でしか歌っていなかったから。

その不思議な雰囲気に惹かれて買ったそのアルバムが、
PIES DESCALZOS(素足のままで)。
そこで、はまったのだった。
イチバンのお気に入り、Antorogia(アントロヒア)を何度も何度も何度も聞いて
憶えるまで聞いて、もう、いつでもどこでも歌いまくっていた

ちなみに。…スペイン語はさっぱりだが、なぜか歌うことはできる(笑)
この事象は、「人間は(その人にとって)意味のない単語を7つ以上連続して覚えることはできない」
という学説をひっくりかえした…(と勝手に思っている)反例のひとつになるんじゃ。

ついでに、歌の意味が知りたくて、自らスペイン語の授業をとり始めたのだが
フランス語とごっちゃになり。
今でも笑い話なのだが、スペイン語のテストでフランス語を。
フランス語のテストでスペイン語を書くというおおぼけをかましてしまったがために
なんとスペイン語の単位を落としてしまい、フランス語は辛くも逃げ切りという状態になり(笑)
スペイン語とフランス語の同時習得を、思いっきり断念した。

わけあって、その友人と仲たがいしてしまい、
仲が良かっただけに、その友人に直接関係があったものは「全部」だめになった。
単純な私(苦笑)いや、でもそういうことって、あるでしょう??
でもなぜか、アントロヒアだけはどこででも歌っていた気がする(笑)
なんて曖昧な…。

そして、私の中でシャキーラの時間は一時停止ボタンを押されたまま、
なんと。3年の月日が過ぎていく。
もちろん、彼女は好きなのだけれど、彼女の音楽を聴くと、
大喧嘩して、もう修復できなくなってしまった友人とのことが思い出されたから。

イギリスへ渡り、学生寮で、なんと、スペイン語の挨拶を使う機会に恵まれてしまった。
(笑)恵まれてしまった、っていうのもなんか変な言い方だけれど。
スペイン語で挨拶したら、クリーナーさんがすっごく喜んでくれたのだ。
そしたら、その友達に関係があったから、じゃなくて私自身がShakiraを好きだったのだ。
ということに気付いて納得。というか嬉しくなって。
また聞きたい。そう思ってHMVへ。
そして再び、「裸足のままで」と「ドンデ・エスタス・ロス・ラドローネス」を買ったのだった。
コロンビア人の友達ができ、彼女のバースデーパーティを、彼女の家でやった時にも
Shakiraをかけまくり、何人かの友人たちと、ホームディスコ状態で踊り…。

そう。そうして、再び彼女のあの力に引き込まれていったのだった。


    


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