Written by Scott PERTERSON
Published by Routedge/ London
ISBN 0-415-93063-4
"His reporting is fresh with colorful
observation...
It makes for powerful reading."
-Mark Bowden, auther of Black Hawk Down
これは、イギリスにいる時のProject課題で使った本です。
イメージに非常に悩んだのでこういう壁紙になりました(苦笑)
Projectのお題は
「To what extent can the UN be efficient
for conflict resolution ?
Judging from the case of Rwanda」
(紛争解決に国連はどれだけ有効か。ルワンダのケースより)
という題でした。
これを手に入れたのは確か、大学の本屋さん。小さな本屋さんなのですが、
色々あると友達から聞いて、てこてこと出かけていったのです。
確かそれはしかも、English teacherのシャマイラとのTutorialの後。
題名から、もうずばりです。
そしてこの…インパクトのある表紙。絵じゃないのです。写真なのです。
部族間の紛争がいかに悲惨なものだったかを如実に物語ります
それぞれのケースでは、やはり「部族間闘争」での確執のすさまじさだけが浮き彫りにされていますが
この本では、Brother,兄弟として、隣人として暮らしていた人々が
様々な原因により、突然豹変する。
そのギャップがあまりにはっきりとしています。
ただ確執がすさまじい、それだけでは言い切れない部分が描かれ、
息をのむのではないでしょうか。
特にこの著者は自分の目で、足で取材してきた人ですので
その場面が、目の前に浮かんでくるような書き方をしています。
またそれが凄惨な場面が多いので思わず目を閉じたくなるような…。
ただの取材レポートではないところが、すごいと思います。
学術書、といえるかどうかは甚だ疑問ではありますが
こういう見方もあるのだということは言えると思うし、
生の声が聞けるということでとても、辛い本ですが、有効です。
もちろん、情報操作がないわけではないでしょうが(笑)
それでも、いわゆる公式レポートにはない「叫び」が聞こえてくる一冊です。