赤毛のアンシリーズ

著者:L. Montgomery(モンゴメリー)
訳:村岡 花子
出版:講談社

1.赤毛のアン
2.アンの青春
3.アンの愛情
4.アンの幸福
5.アンの夢の家
6.アンの愛の家庭
7.虹の谷のアン
8.アンの娘リラ
9.アンの友だち
10.アンをめぐる人々


「赤毛のアン」必ず小学校の時には推薦図書に入っているような名著です。
何かすごいことがバンバン起きるわけではありません。
アンという、赤毛の、孤児がクスバート家に引き取られてきてからの日常のお話。
ちょっと夢見がちな彼女は、男の子と間違われて連れて来られてしまうのです。

ちょっとした日常の中にも、捉えかたによってこんなにドラマがあるんだ。
そう気付かされるような、そしてアンの世界に入り込んで
一緒にはらはらしてしまうような。そんなお話がぎっしり詰まってます。

たいていは「赤毛のアン」としてしか知られていないこのシリーズ。
実は、10巻まであったんです。
最初の「赤毛のアン」では、アンがマリラとマシューに引き取られ、
親友ダイアナと出会い、後に最重要人物となるギルバートに
「にんじん」とからかわれて、アンが石版をギルバートにたたきつけて
割ってしまった事件から、そのギルバートが、
アンのためにアボンリーの教師の枠を譲ってくれる。
そこまでを描きます。

そして。それから後、アンは先生をし、学校へ行き、家庭を持ちます。
子供たちや周りの人たち、たくさんの人々が、アンの人生を彩ります。
でもそのひとたちが誰一人として「脇役」ではないのです。

毎日の中に、ドラマがあり、毎日が特別なものなのだと
そう思わせてくれる作品です。
なんたって
「明日は、失敗のないまっさらな明日が来る」のですから。

もし。まだ2巻以降を読んだことがない方がいたら。
是非読んでほしい作品です。

     


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