ききょう

何があっても 何があっても
どんなにそっぽを向いていても
温かく優しい

柔らかな落ち着きをたたえて
腕を広げるように 花弁を広げて
その蕾すら 柔らかくふくらんで

変わらない
あなたは変わらない
その色が衰えることはなく
その柔らかさが硬くなることはない
―と信じたい―

このまま時が 優しく流れるなら
このまま想いが 優しく続くのなら

何があっても 何があっても
そこにいた
いるのが当たり前のように

咲いているのが当たり前すぎて
その優しさに気づかれないかのように

何があっても 何があっても
そこだけは温かな空間
居心地のいい場所

いつもそこにいて
気付くと柔らかく咲いていて

私もあなたにとっての
桔梗で ありたい

桔梗
Japanese bellflower
花言葉は「不変」



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